日本刀。目抜き通りの由来となった目貫の例として掲示。
人の暮らし

【目が飛び出る!?】「目抜き通り」の語源は刀だった!?でも魚にも「目抜け」がいるって知ってた?

竹下通り
東京・原宿にある竹下通り

昨日、竹下通りでお買い物してきちゃった♪
人もお店も多くて、物凄く賑わってたよ!

そりゃ混雑していたじゃろ。
東京の代表的な目抜き通りじゃ!

目抜き通りってなに!?
詳しく知りたい!

この記事の目次
 

「目抜き通り」とは?語源は刀だった!

目釘の刺さる部分
柄に隠れた、目釘の刺さる部分。

「目抜き通り」とは、都市において、買い物や観光が楽しめる特に人通りの多い賑やかな通りのこと。

しかし、この言葉の語源について知っている人は多くないかもしれません。

実は、「目抜き通り」の「めぬき」という言葉は、日本刀に由来しています。

日本刀の柄部分。ここに目釘と目貫が存在する。

日本刀には、柄の中央のあたりに、刀が柄から抜けないようにつなぐ部分があります。
刀にあけた穴(=目)を柄ごしに貫くため目貫と名付けられました。ここは刀にとって非常に重要です。

ところが実際に刀と柄を連結させるために内部で使用されているのは「目釘(めくぎ)」と呼ばれる部品なんですけどね!笑
実はその目釘を差し込んだ部分が見えないように覆っているのが目貫の役割。

目貫は刀における中心的な装飾部で、ひときわ目立つ存在です。
この目貫にちなんで、目立つ場所や中心にある通りのことが「目抜き通り」と呼ばれるようになりました。

目抜き通りとはどこのこと?東京の目抜き通りを紹介!

渋谷スクランブル交差点
渋谷スクランブル交差点。ここから道玄坂が続いている。

目抜き通りは日本の各地に存在していますが、特に有名な東京の目抜き通りをいくつか紹介しましょう。

人通りが多い通りは、やはり活気がありわくわくしますよね!
改めて味わいながら歩いてみてはいかがでしょうか?

1.銀座の中央通り

東京の銀座にある中央通りは、まさに「目抜き通り」の代表例です。

銀座は高級ショッピング街として知られており、中央通りはその中心を走る通りです。この通りには、世界的なブランドショップや高級レストランが立ち並び、多くの観光客や買い物客が訪れます。

まさに「目抜き通り」にふさわしい場所ですね!

2.渋谷の道玄坂

渋谷の道玄坂は、若者文化が集まる目抜き通りの一つです。

道玄坂は、渋谷駅前スクランブル交差点から続く坂道で、商業施設や飲食店が豊富にあります。

夜になると、渋谷の街は若者で賑わい、この通りはエネルギッシュな雰囲気が漂います!

3.原宿の竹下通り

原宿の竹下通りは、特に若者文化とファッションの発信地として有名です。

この通りも観光スポットとして多くの人々が集まる場所であり、常に賑わいを見せています。
土日は特に、朝の埼京線や中央線の満員電車のように人がごった返しています!笑

実は魚にも「目抜け」がいる!?アコウダイの美味しさとは

アコウダイ、目抜けと呼ばれる代表格!
アコウダイ。目抜けグループの代表格!

「目抜き通り」という言葉には、日本刀に由来する意味がありました。
なんと実は「目抜け」と呼ばれるお魚も存在します!

目抜けという名は正式名ではなく、いわゆるあだ名です。

目抜けと呼ばれる理由は、まさに目が飛び出していることから!
しかし普段から目が飛び出ているのではなく、釣り上げた際に出てしまうんです。
深海から一気に引き上げるため、水圧の急激な変化で目が飛び出でちゃうんですね。(かわいそ〜!)

そのため深海魚には目抜けと呼ばれるお魚が何種もいます。

日本で漁れる「目抜け」のうち、代表格はやはりアコウダイ(アコウダイ)でしょう!

アコウダイはその大きな目と赤い体が特徴的。
脂が乗った身は非常にジューシー!
味わいも定評あり!よく西京焼きや粕漬け焼きなどにされています。
煮付けや焼き魚など、加熱すると、艶やかな身と絶品の味わいを楽しむことができます!

他に「目抜け」と呼ばれるお魚には、オオサガ、バラメヌケ、アメリカからの輸入ではアラスカメヌケがいます。

目抜けをはじめとする深海魚、実は身近な存在!

金目鯛の煮付け
金目鯛の煮付け。甘辛の味付けが脂の乗ったふわとろの身と最高に相性がいい!

アコウダイのような深海魚が美味しくて、美しい姿であることに驚くかもしれません。

しかし日本では他にも深海魚を使った料理が多くあります。

例えば、ノドグロや金目鯛、きんきなども深海魚です。
これらの魚は、煮付けや塩焼きで一般的に提供されていますよね!

メヒカリの唐揚げ
先日筆者がいただいたメヒカリの唐揚げ。メヒカリも、日本酒のあてに最っ高な深海魚!( ˆoˆ )/

どれも共通して脂がのり、しっとりとした食感が特徴です。
食べた経験がある人は、その美味しさもお分かりかと思います!

深海魚と聞くとなんだか恐ろしい姿を思い浮かべたり、食べられないような気がして嫌煙しがち。
しかし実はとても身近で、しかも深海魚とは知らずに食べている場合も多いのです!笑

ましてや、近年では生で食していますよね、深海魚!
金目鯛のお刺身や、少し皮目を炙ったのどぐろやキンキのお寿司、私もだいすきです!

冬が旬で、寒い季節に特に美味しくなるこれらの深海魚。
どの深海魚も日本の食文化に欠かせない重要な食材です。

キンキの唐揚げ。深海魚ならではの脂ののりは、揚げるのも最高。加熱と相性抜群!
キンキの唐揚げ。深海魚ならではの脂ののりは、揚げるのも最高。加熱と相性抜群!

関連コンテンツ:「なぜ節分はイワシを食べる!?恵方巻きだけじゃない節分の食べ物」ほか

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