
ワイン
お疲れ様の、伝え方
それはちょこっとドタバタがあって、気の落ち着かない日のこと。
「これ、差し入れ…。
ちょっと今あけて、飲んでみてね。」
こんな日に突然の訪問。

一杯だけカンパイして、
「うん、まあ、美味しいね。ま、あとは好きなように飲んでね。それじゃ。」
ボトルの半分以上を残して。
二時間ほど後でしょうか、
やっとひと段落して、大きなあくびをして。
今日も無事に終えたなあと。
ふとワインを思い出し。
口にしたら。
美味しい…。
さっきより美味しい。
美味しくなっている、ものすごく。
そうか。
わたしがひと仕事終えたときに丁度、美味しくなるように、あのタイミングで持ってきてくれたんだ。
じんわりと感じた、あのひとの「お疲れさま」の気持ち。
伝えたいことは、言葉以外でも伝えることができるんだ。
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