【キセキの出会い】岩手・ヨエモン
ドラえもんではないです笑
初めて、心から美味しいと思えた酒。
それが岩手県の「酔右衛門(2015年)」でした。
それまで数多の旨い酒に出会ってきたけど、初めて唸った。
ひとめでゾッコンになった。
飲んだ頃の感想が記録されているので、下記に記載す。
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・1年ほど寝かされています。そして酒米が幻の米(と呼ばれる酒米は沢山ありますが笑)とされる亀の尾。
酵母無添加、つまり蔵付きの(=協会で培養された酵母ではなくその酒蔵に住み着いている)酵母を利用し、さらに山廃仕込みなので味わいが複雑。
いやー、とにかくおいし〜
*
・香り
酵母くんが良い仕事をしていて香りは控え目。わたし好み。流行りのフルーツ香ではなくしっかりとお米の香りがする。幾重にも重なったお米の、安心する香りが。
・飲んだ感じ
開栓したては一年経てと言えども生酒からくる微発泡。トロリとしがちな1年越しの生酒もこの状態は爽やかに飲めます。冷蔵庫の温度の少し冷やしぎみが丁度良し♪充分に味わいの厚み複雑みを感じられます。
だがここからがこの酔右衛門のすごいところ!微発泡の抜けた開栓3日め、12°Cくらいで飲んでみたら、もう目玉が半分くらい飛び出しました!
旨味が…競り上がってくる!!!
飲み込むまでは、香りも味わいも控え目!飲み込んだその後!2秒後に胃袋から舌に旨味が戻ってくるんです!!!この旨味の在り方はなんだ????とにかく、ひとくち飲み込んで2秒後に楽しみがくる焦らし系日本酒!!!楽しみもひとしお!!
・結論
おいし💓食中にも、お酒だけでも。
開栓し2週間経ても味の抜ける事はなくおいしさが続きます。しっかりと造られているのだなあと感じられ更にいとおしい♥
〜〜〜〜〜ここまで。
当時のスペック
✔️「醉右衛門(よえもん)」
✔️岩手県花巻市
✔️合資会社川村酒造店
✔️酒造年度 2015
✔️酒米:岩手県産の尾
✔️精米 60%
✔️分類:純米、山廃、生酒
✔️その他特徴:酵母無添加
亀の尾自体についても解説したくなる。
なにゆえ幻なのか…
次回につづく。
※稲穂の画像はイメージです。