日本初!白桃を使用したフルーツ魚が誕生
「桃鯛」とは?
「桃鯛」とは、その名の通り、白桃をエサとして育てられたマダイのこと。
卸売会社「岡山中央魚市」が飼料メーカーや養殖業者と協力して1年以上かけて開発したものです。
岡山は桃の全国屈指の生産地!
岡山の桃は生鮮品のほか、缶詰やジュースなどの商品としても数多く製造販売されています。
その過程で出る桃の皮や果肉などの残渣(ざんさ)を、ペースト状にした養殖魚用のエサに混ぜ込みます。
こうして育ったお魚が「桃鯛」です!
鯛さんも、桃が食べられて嬉しいね!
岡山の桃は最高級品!
桃は岡山の名産!
しかも、岡山の桃はひと味違います。
全国の桃の産地のうち、岡山の桃は美しい白肌が特徴です。
ほかの生産地では見られないほど白く上品なその姿から「白桃」と呼ばれ、桃の最高級品なのです!
そんな白桃で育った桃鯛…きっとおいしいに違いない!
「桃鯛」のお味はいかが?
桃には抗酸化作用のあるカテキンが含まれています。
そのため、鮮度がより長く保たれ、魚の臭みも軽減。
桃の香りが魚からするわけではありませんが、あっさりとした中に甘みがあると好評です。
おすすめの食べ方は、刺身はもちろん、しゃぶしゃぶにしても美味しいのだそうです。
「フルーツ魚」とは?桃鯛の他にもフルーツ魚
「フルーツ魚」とは、
養殖魚のエサにフルーツを混ぜて育てた魚のことじゃ!
フルーツをお魚さんにあげると、
どんな良いことがあるの?
フルーツを餌に混ぜることで、成分によって下記のような様々な効果が得られます。
- 魚の変色を抑えることができる
- 魚嫌いの人が敬遠する臭みを消すことができる
- なかにはフルーツの香りがするようになる成分も!
フルーツ魚の先駆は2007年、鹿児島県で養殖された「柚子鰤王(ゆずぶりおう)」!
柑橘系では、愛媛県の「みかんブリ」、徳島県の「すだちブリ」、大分県の「かぼすヒラメ」など。
他にも茶を使用した「伊勢まだい」、
香川県の「オリーブハマチ」、
ブドウをニジマスなどに使用した例もあります。
みんなも食べたことがあるフルーツ魚はあった?
見かけたら、ぜひ挑戦してみよう♪
※このページの画像は全てイメージです。
岡山県は “晴れの国”と呼ばれるほど年間を通じ温暖な気候のため、桃や葡萄などくだものが美味しく育つのだそうです!
一方で、真鯛の養殖場に関しては、岡山県に面した瀬戸内海は水温が低く桃鯛を養殖することができなかったため、瀬戸内海を挟んだ向こう側の愛媛県宇和島市で育てているそうです。