福ちゃんの「日本料理に心酔中!」〜食事が2倍楽しくなるブログ〜

めかぶ
2月

めかぶで若返る?めかぶの美容効果5選!

生めかぶの季節がやってきたね!

年にたった2ヶ月ほどしか食べられない、春の味覚じゃ。

なんと、めかぶを食べると、綺麗になれちゃうんだよ!
おじいちゃんも若返っちゃうかもね笑

わしも髪の毛つやつや、お肌ツルツルになりたい!

お肌は叶いそうだけど…..!!

めかぶとは?

めかぶ漁の様子
めかぶ漁の様子。ロープに付いているのがめかぶ、そこから茎わかめが伸び、さらに先にはわかめが!写真は、宮城県でめかぶ養殖をされている漁師さん。

めかぶって、わかめの一部なんだよ!

めかぶは海藻で、わかめの根元部分を指します。

実はわかめの根元にある、若い芽のことなのです。

そして、茎わかめも同じく、わかめの一部。

  • わかめ = 海藻全体(葉の部分)
  • めかぶ = わかめの根元や茎の若い部分
  • くきわかめ = わかめの茎部分

わかめめかぶくきわかめはすべて同じ植物から取れる部分なのですが、その違いに気づいていない人も多いかもしれません。それぞれの関係性を簡単に説明するとこんな感じ。

わかめ

  • わかめは、海藻の一種で、海の中で成長するわかめの葉の部分を指します。広く知られている、みそ汁やサラダに使うあの緑色の海藻です。わかめの葉部分は、主に食用として消費されます。

めかぶ

  • めかぶは、わかめの根元部分茎部分です。わかめの若芽の部分で、ぷるぷるとした食感が特徴的です。めかぶはわかめの一部で、特に栄養価が高く、ポリフェノールや食物繊維などを豊富に含んでいます(詳しくは後述)。一般的には、わかめを収穫する際に一緒に取られる部分です。

くきわかめ

  • くきわかめは、わかめの茎部分を指します。茎の部分は、柔らかくて食べやすい部分です。くきわかめも食感が良く、細切りにしてサラダや和え物などに使われます。

これらはすべて同じひとつの海藻から取れるもので、部位によって異なる食感も味わいも異なります。

それぞれ独自の魅力を持っていて、料理の中で使い分けられています。

若竹煮
日本の春には欠かせない伝統料理、若竹煮(わかたけに)は、わかめとたけのこの出会いものだ。

めかぶを食べるのは日本だけ?世界の中のめかぶ!

めかぶの調理例。
ねばりがたまらない、めかぶ!

世界では主に日本韓国で食べられています。
他にも、海藻類が広く食べられているアジアの国々ではめかぶも料理に使われることがありますし、アメリカや北欧などでも食べられることはあります。

しかし、養殖をしてまでめかぶを求めるのは、ほとんど日本だけのようです。世界では、めかぶはあくまでわかめの根元であるため、養殖の際に自然に収穫される部分として考えられます。

確かに、めかぶ自体は味が強くないからこそ、お醤油やポン酢のような、その大海原を感じさせるめかぶの美味しさを引き立てるような食べ方をしてきている日本。グルメ大国日本ならではの誇りを感じます!

各国のめかぶ事情を覗いてみましょう。

1. 中国

中国でも、海藻類が健康食品として広く摂取されています。中国では、めかぶそのものはあまり一般的ではありませんが、わかめ昆布と同じく、海藻類としてスープや炒め物に使われることがあります。特に、海藻を使ったスープ(例えば、海藻スープ)や海藻サラダは、栄養価の高い食材として人気です。

2. アメリカ

アメリカでは、めかぶが日本食レストランアジア系スーパーで取り扱われることがあります。特に、ヘルシー志向の人々にとって、スーパーフードとして注目されています。乾燥しためかぶやフリーズドライされたものが手に入る場合もあり、サラダに加えたり、スムージーに混ぜたりして摂取されています。

また、めかぶが含まれるわかめスープ(日本や韓国の影響を受けた料理)も、アメリカの日本食レストランでは見かけることがあります。

3. ヨーロッパ(特に北欧)

北欧では、海藻類は古くから食べられており、海藻を使った健康食品やスープ、サラダが人気です。めかぶはあまり一般的ではありませんが、わかめや昆布、ノリなどの海藻はさまざまな料理に取り入れられています。

4. オーストラリア

オーストラリアでは、日本や韓国から輸入されたいくつかの海藻が人気で、めかぶもその一つです。特に、アジア系スーパーで見かけることが多いです。オーストラリアの一部では、サステナブルな食品として海藻を積極的に取り入れる動きがあり、めかぶもその一部として健康志向の人々に取り入れられることがあります。

5. 東南アジア

東南アジアでは、海藻はあまりメジャーではないですが、日本食韓国食が浸透している都市部では、めかぶを使った料理が徐々に広まりつつあります。特に、健康志向の人々や食材に興味がある層の間で、めかぶや他の海藻類の利用が進んでいます。

  

めかぶは日本や韓国だけでなく、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなど世界中で少しずつ認知されてきています。特に健康志向スーパーフードとしての認識が高まり、食材として取り入れられることが増えてきています。

めかぶの栄養素!

めかぶ
茹でる前のめかぶは、深緑色。加熱により鮮やかな緑色に!刻んで食べてもいいが、せっかく生のめかぶが手に入ったら、少し大きめにざっくりと切って、ガブリと口に運びその食感を楽しむのもオツなもの。

めかぶの栄養素が、高い順に紹介するわね!

めかぶは海藻の一種なので栄養価がとても高いです。

主な栄養素は次の通り:

食物繊維

めかぶには豊富な食物繊維が含まれており、特に水溶性食物繊維が多いです。この食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、便通を改善したり、血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。

ミネラル(特にヨウ素)

めかぶは海藻であるため、ヨウ素(アイオダイン)が豊富です。ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に関与し、新陳代謝や体温調節に重要な役割を果たします。

ビタミンK

ビタミンKは血液の凝固を助ける働きがあり、めかぶにはこのビタミンが含まれています。

ビタミンC

めかぶにはビタミンCも含まれており、免疫力を高める効果や肌の健康を保つためにも役立ちます。

カルシウム

海藻類にはカルシウムが豊富に含まれており、骨や歯を丈夫に保つために重要です。

ポリフェノール

めかぶにも抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれており、体の老化を防ぐ効果があります。

アミノ酸

めかぶにはアミノ酸も含まれており、これが身体の組織修復や筋肉の維持に役立ちます。

めかぶは、栄養たっぷり!

めかぶの美容効果

ダイエットに励む女性

美容や健康に嬉しい効果がたくさんあるのよ〜!
厳選して5つ紹介するわね!

1. ぷるぷる美肌が手に入る

めかぶには、ポリフェノールが豊富に含まれています。

このポリフェノールは強力な抗酸化作用を持ち、肌の老化を防ぐのに役立ちます。紫外線や環境汚染、ストレスなどでダメージを受けた肌を守り、若々しい肌を維持するためにはぴったりの食材です。めかぶを食べることで、内側から美肌効果をサポートできますよ!

2. むくみが解消する

むくみの原因となるのは、体内に溜まった余分な水分です。

めかぶには、カリウムが豊富に含まれており、カリウムは体内のナトリウムとバランスをとって、余分な水分を排出する手助けをします。これにより、むくみを防ぎ、すっきりとした印象を与えることができます!

3. 便秘が解消する

めかぶは食物繊維が豊富で、これが腸内環境を整えます。

食物繊維は腸の動きを活発にし、便秘の解消に役立つだけでなく、腸内フローラを改善することで、免疫力向上にもつながります。めかぶを食べることで、毎日のスッキリ感をサポートできます!

4. ダイエット効果アップ

めかぶには、フコキサンチンという成分が含まれており、この成分には脂肪を燃焼させる働きがあります。

ダイエット中の食事に取り入れることで、脂肪の燃焼をサポートし、より効率的なダイエットが期待できます。ヘルシーな食材でダイエット効果を高めたい方にぴったり!

5. 髪がツヤツヤになる

めかぶには、髪の健康に欠かせないミネラルも多く含まれています。

特にカルシウムやマグネシウムなど、髪の成長に必要な栄養素が豊富!髪の健康を維持し、ツヤのある美しい髪を育てちゃおう!

まとめ:最も新鮮でおいしい春に、めかぶを食べて綺麗になっちゃおう!

日本の春の風景
春にぴったりな、柔らかい生めかぶ。今年も味わいたい。

めかぶは、1年のうち、およそ2ヶ月間しか生で食べることができません。

産地や流通状況によって若干のズレはありますが、おおかた2月〜3月が最盛期で、めかぶがぷるぷるの美味しい時期になります。

また、育てられた環境が日本海側か 太平洋側かで食感なども変わってきますし、同じエリアで育っためかぶでも、どの産地の種苗を仕入れたかによって微妙に厚みや形、味わいが異なります。

ぜひ、時期を逃さず、いろいろな生産者さんから新鮮なめかぶを楽しんでみてください!

積極的に食卓に取り入れて、美容効果も実感してみてくださいね!

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