
新潟県胎内市のワインと『かに饅頭』
なんとも珍しい市営のワイナリー。
醸造場の2階が職員のオフィスになっているとかいないとか。
開けたては、酸ばかりでなかなか進まず。
しかし暖房の室内になじみワインの温度が上がってくると大変身を遂げた。(この日は1月25日❄️胎内市にいた。)
そうか、外気は8度前後であった。
開けたてはこのワインにしては温度が低すぎたのだ。
もしかしてだけど、「日本の常温」で飲むと旨くなるワイン造りをしているとしたら?
そうおもうと
ゾッとした。
素晴らしすぎる。
赤ワインは「常温で飲む」と言われるがあくまでも「フランスの常温」のことである。(18度くらい。日本より気温も湿度も低い)
日本の常温を意識して造っている、と言い張るワイナリーがないことも不思議である。
そしてワインセラーがまだまだ一般的でもないのだから、冷蔵庫で保存してすぐ飲んで美味しいワインがあっても良いはずなんだよなぁ。

しっかり内部まで樽熟成の効果が浸透。
味わいと樽の香りが分離してしまったワインではない👍(日本の赤によく見る現象)
うまくとろりとマットな舌触り。
こってりしたお味噌のお料理を合わせて飲みたい。どて焼きとか、朴葉焼き、なめ味噌(味噌にねぎとか薬味をたたいて、味噌ごとあぶったやつ)みたいな、味噌をしっかり楽しむ料理に!

蟹の味はしなかったw
おいしいおまんじゅう。蟹の形状が、肉感的でかわいらしい。
でも一切ネット上では販売されていない、謎の銘菓(類似品はあるが…)
ちなみに、旅館では必ずと言っていいほど部屋にお茶とお菓子が用意されている。これは風呂に入るために必要不可欠な昔ながらの日本人の知恵である。
風呂もしくは温泉だったらなおさら、湯に入ると言うのは実際には体に大きな負担がかかる。だから事前にエネルギー摂取してもらうために準備している。これは、ただの”サービス”ではなく、お客様の身体を考えてのおもてなしなのだ。
だからもったいないからなどと持ち帰ったり寝る前に食べるのではなく、風呂に入ろうとする直前にもしくは宿に着いた途端に、頬ばってほしいと思う。
きっと元々は、「長旅おつかれさま、ようこそお越しくださいました、甘いものでほっとしてください…..」の気持ちがおそらく、後になって”身体のエネルギーがどうの、風呂の負担がどうの”と実際は本当に体にとっていいことであったと解明されたパターンだろう。
巷でよく見る現象だ。昔からあった行いや諺(ことわざ)なども科学的見地からしても的確だったりする。もちろん、その逆もあったかもしれないが。
またつらつらと書いてしまった。
以上、ソムリエ🍇と温泉ソムリエ♨️福の旅日記でした!
(2020年訪問)
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