
【今日は何の日】—2月9日『ふく(フグ)の日』

2、9、で語呂合わせだねw
昭和56年に、下関ふく連盟によって定められた記念日なんだ。


下関といったらフグの本場!
下関市を擁す山口県ではフグを「ふく」と呼び、福を招く魚として親しまれているよ。
だから「ふぐ」の日ではなく、山口県では「ふく」の日なんだよ!

呼んだ?

本場・下関での2月9日の様子は?

毎年の「ふくの日」には、山口県下関市内の小中学校で、フグが給食のメニューで登場するんだとか!(うらやましい!)
市内の恵比須神社では祈願祭が行われます。
水産関係者の方々が集まり、天然のトラフグを神前に供え豊漁と漁の安全を願います。
他にも、様々なイベントが開催!
南風泊市場では毎年「下関ふくの日まつり」が催され、
2025年も、フグ鍋が一般向けに振る舞われるそう!
その数なんと、1,000食…!?
毎年大賑わいの「下関ふくの日まつり」。
今年も2月11日(祝)開催。ぜひあなたも参加されてみては?
愛知県の会社が登録した「ふぐの日」もある

2019年(平成31年)に、しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」を運営する株式会社木曽路(本社:名古屋市)が制定。
語呂合わせのフグの日に、自社にフグを食べに来てね!というPRのために登録したのだとか。

愛知県でフグのイメージ、無かったなあ!

愛知県は、日本でも有数の天然トラフグ産地だよ!
愛知県の主な漁場は、大陸棚が広がる渥美半島沖の遠州灘(渥美外海)。
フグ漁において特に有名なのが、日間賀島(ひまかじま)のトラフグ漁!
日間賀島は知多半島先端の南知多町に属する島。
ここは天然トラフグの好漁場で、100年以上の歴史があるのです!
漁法も、フグを傷つけないように一匹一匹釣りあげる「はえ縄漁法」で漁獲します。
県は、貴重な資源を守るため、フグ漁の解禁は10月から2月のみに限定。
大きさも700g以上、と厳しく規制しています。

未来の海のために、自主制限しているんだね!
フグの他にも、愛知県は生産量ベースで全国上位を占める魚種が多くあります。
あさり類の漁獲量が3,000tで19年連続で全国1位、くるまえびの漁獲量が 100tで全国1位となっており、それぞれ全国の約半分を占めています。(令和4年農林水産省統計)
三重県では伊勢神宮に奉納!

毎年2月9日の語呂合わせの「ふぐの日」に、三重県志摩市の安乗漁港(あのりぎょこう)の漁業関係者が伊勢神宮にフグを奉納する。
2025年の奉納では「あのりふぐ」 15匹(約30kg) が神楽殿で奉納され、海上安全と大漁が祈願された。

三重県もフグが有名なの?

フグをブランド化して「あのりふぐ」という名でPRしているよ!
あのりふぐは、体重700g以上の天然トラフグ。
伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲され、安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされることから「あのりふぐ」という名になったとか。

実は、安乗漁港でのフグ漁の歴史は古い!
三重県の漁師たちは、戦前からトラフグ漁を行っていたそう。
しかし水揚げは少なかったため、漁師たちは千葉や和歌山まで遠征しながらフグ漁を続けていました。
その過程で、愛知県の日間賀島や静岡県の舞阪などにもフグ漁の技術を伝え、フグ漁の文化が広がったとされています。
まとめ
みなさんも、語呂合わせにかこつけて、ぜひフグを味わってみてくださいね!
それにしても、フグが美味くなる冬の時期に、ちょうど「ふぐの日」が巡ってくるのもすごく面白いなあと思うのです。

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